シャリシャリ!の金沢スイカ

どーんと迫力ある、大玉西瓜はもちろんですが、
シャリシャリ甘く、冷蔵庫にも丸ごと入る 小玉西瓜も、人気上昇中。
緑の皮に赤い果肉、黒い種、もっとも夏らしい果物。 暑い季節こそ冷たい西瓜。 コンコン叩いて手のひらに響けば、さあ食べ頃です。

 

砂丘地は水の便が悪く、重い水桶を肩にかつぎ、柄杓で一杯ずつ水を撒いていたものでした。 昭和30年代に導入されたスプリンクラーはその砂丘地の農業を一新、 昭和初期から始まった砂丘地での西瓜栽培は飛躍的に伸びました。
地元北陸市場をはじめ関西、関東方面へも出荷し、歯ざわりの良い「シャリ感」や糖度の高さが高い評判を得ています。 6月中旬から7月末まで長期に渡って出荷できるよう、ビニールハウスやトンネル被覆の大きさを変え、栽培方法を工夫しています。 開花期にはめ花に雄花の花粉を受粉。
実のついたものから1個1個日札をつけ、約40日後試し切をしながら甘くなったものから収穫します。

~スイカにもいろいろあるんです~

(1)大玉スイカ

品種名:祭ばやしNK

 

品種特性:

果肉は濃桃紅色で、糖度は11~12度で安定し、

センイ質が少なくシャリ気があり食味は良好です。

(2)こだまスイカ

品種名:味のひみつ
品種特性:果肉は濃桃紅色で、糖度は12度で安定し、大玉すいかに近い肉質感で、シャリ気があり食味は良好です。
また、日持ち性が極めて良好です。

~こだまスイカやカット売が人気です~

少人数の家庭が多くなり、冷蔵庫に入れやすい小玉西瓜や、また大玉西瓜のカット売りが人気です。
カット売りにむく空洞の無い甘い西瓜を出荷するために、選果場ではベテランの検査員が1個1個厳しい検査をしています。 丸のままの西瓜を選ぶポイントは、丸くて果皮に艶があり、大きさの割に重いものがおいしい西瓜。 冷やすと甘くなるのはβ型果糖の特質であり、冷たくすると甘さが3倍にも感じられます。

~びっくり!スイカの薬事効果~

西瓜の果肉は9割までが水分です。
主な成分としては甘味をつくる果糖・ブドウ糖・ショ糖などの糖質のほかにビタミンA・ビタミンC・カリウム・亜鉛などがあります。
この他にアミノ酸のシトルリンという特殊成分が含まれています。
このシトルリンは尿成分の生成にかかわりを持ち、高い利尿作用があります。
ご存知のように腎臓は尿をつくる臓器ですが、腎臓の働きが悪くなると顔などにむくみが出てきます。
西瓜を食べるとその利尿作用により、むくみが取り除かれ腎臓病の改善に役立つのです。
むくみは腎臓病以外に心臓病・高血圧・不妊症などにも診られますが、西瓜の利尿作用はこれらにも有効です。
西瓜が出回るのは夏ですが、夏に西瓜を食べることには意味があります。
と言うのも西瓜には体を冷やす働きがあるからです。
暑さの為にほてった体を冷やし、のども潤してくれます。
旬の食べ物が体に良い一例と言えましょう。
高血圧の方の血圧を下げる効果も、西瓜にはあります。
血圧を上げる原因となっている体内の余分なナトリウムを排泄するカリウムが多く含まれているためです。
また、西瓜の種にはたんぱく質・リノール酸・ビタミンEなどが含まれています。
中国では種を炒っておやつにして食べますが、そうすれば動脈硬化や老化の防止に役立ちます。

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